ヒューム吸引に関する安全上の注意(DIN EN ISO 21904に準拠)
本装置は、最初の使用時から健康に有害な粉塵を含んでおり、その粉塵は表面に堆積して、周辺の空気中に放出される可能性があります。吸い込むと気道を傷つけるおそれがあります。
作業者用保護具を点検し着用してください。
本装置は、十分に換気されている室内でのみ使用してください。
本装置のすべてのシーリングに汚れがないように注意してください。
本装置は必ず、予め設けられたフィルターとともに運転してください。
粉塵クラス Hの産業用掃除機または湿らせた布を用いて周囲の粉塵堆積物をすぐに除去してください。
可燃性があり、刺激性で化学的な、オイルミストを含む物質および材料の吸引、ならびにアルミニウムまたはマグネシウムを含む粉塵の吸引は、化学反応に起因して火災および爆発につながる可能性があります。重度の怪我や修復不可能な損傷が装置に生じるおそれがあります。
機器は必ず適切に使用してください。
ヒューム吸引トーチのすべての部品が規則に従って設置されているように注意してください。
使用する前に、ヒューム吸引トーチがヒューム吸引装置に接続されているように注意してください。
ヒューム吸引トーチは、それぞれの国で認可されたヒューム吸引装置との組み合わせに限ってご使用ください。
現地の労働安全規定および要件に従ってください。
吸引ホースに損傷や汚れがないか、定期的に(少なくとも毎週1回)点検してください。
負圧のかかり具合が使用場所の地理的高度によって異なることに注意してください。
ヒューム吸引装置の警告信号および表示装置に注意してください。警告信号および表示装置は、飽和したフィルター、またはヒューム吸引トーチの問題/損傷を示す場合があります。
吸引専用の消耗部品は定期的に交換してください。交換の間隔は使用条件によって異なります。
エアスライドは、吸い込みノズルのフローレートを短時間減らすという目的に限って開かれることになっています。その後は、直ちにエアスライドを閉じてください。エアスライドを閉じた場合にのみ、ヒュームの効率的な集塵を保証することができます。
アダプタのラベルに記載されている部品の接続に関する下記の注意事項に従ってください。
特に油分の多い周囲条件下で溶接を行うと、ヒューム搬送面に溶接ヒュームの金属酸化物からなる沿面距離が局所的に形成される場合もあり、これらの沿面距離は電気伝導性を有する可能性があります。そのため、ヒューム吸引トーチの溶接ヒューム搬送面を定期的に清掃してください。
追加の排気ホースや他社製の排気ホースを使用した場合にはヒューム吸引トーチの圧力低下につながる場合がありますので、注意してください。接続される部品は、装置に適合し、必要な最小フローレートを保証するものでなければなりません。構成部品が正しく取り付けられているか、漏れがないか、ホコリの付着による詰まりがないか、定期的に点検してください。
最小フローレートに関するDIN EN ISO 21904の仕様を遵守してください。抽出フローレートが多すぎると、溶接不良の原因となります。適切な検査装置(メーカーによって異なります)を使用して、吸い込みノズルの抽出フローレートを確認します。